スペシャルティコーヒーの豆、鮮度はどれくらい大切か
コーヒー豆は、焙煎した瞬間から変化し続けます。「新鮮な豆ほどおいしい」とよく言われますが、焙煎直後が最良というわけでもありません。Golden Glacierでは焙煎日から10日以内の豆を使っていますが、その理由を少し詳しく説明します。
焙煎直後は、まだガスが多すぎる
焙煎したての豆は、内部に大量の二酸化炭素を含んでいます。このガスが多い状態で抽出すると、湯が豆に均一に触れにくく、味がばらつきます。焙煎後2〜3日は「ガス抜き期間」として、抽出には向きません。
Golden Glacierでは、豆が届いてから最低2日は置いてから使い始めます。焙煎所から届くのは焙煎後3〜4日目が多いため、実質的には焙煎後5日目前後から使い始めることになります。
ピークは焙煎後5〜14日、その後は緩やかに変化する
多くのスペシャルティコーヒーの豆は、焙煎後5〜14日の間が最も風味のバランスが取れていると言われています。この期間を過ぎると、酸化が進み、酸味が鋭くなったり、香りが薄れたりします。
ただし、これは保存状態によっても大きく変わります。直射日光を避け、密閉容器に入れて常温保存するのが基本です。冷蔵庫に入れると結露の問題が生じるため、Golden Glacierでは冷蔵保存はしていません。
家庭での保存、現実的なアドバイス
100gの豆を毎日10g使うとすると、10日で使い切る計算です。この量を目安に購入すると、常に新鮮な状態で飲めます。まとめ買いは経済的に見えますが、後半の豆の状態が落ちることを考えると、少量を頻繁に買うほうが結果的に満足度が高いことが多いです。
- 密閉容器に入れて常温・暗所保存
- 購入後は2週間以内に使い切る
- 冷蔵・冷凍保存は結露に注意
- 挽いた豆は酸化が早いため、使う直前に挽く
鮮度の話をすると、「そんなに細かく気にしなければいけないの?」と思う方もいるかもしれません。気にしすぎる必要はありませんが、一度新鮮な豆で淹れてみると、違いは感じられると思います。